2-tacs


12|3|4567891011

行きましょう、山へ。 富士山編】

みなさん、こんにちは。

お元気ですか?

僕は富士山に行ってきました。
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
Fuji san01.jpg
 
富士山。

富士山。

高速道路からの富士山。

新幹線からの富士山。

いつでもどこからでも僕たちは富士山が見えると声にしてしまう。

「あ、フジサンだ」と。
 
 
もう13年も前に初めて山に興味を持ちだしたときも、やっぱり最初に登った山は富士山だった。

そのとき一緒に登ったパートナーは山に憑かれて仕事をやめてチベットへと向かった。

当時に流行った片道切符だけの長い長い旅。

着々と旅の準備を進めている彼のことが、僕はうらやましかった。

彼について行きたかった。

でも、僕にはできない理由がいくつかあった。

彼は元気にやっているだろうか。

まだ山はやっているのだろうか。
 
 
Fuji san03.jpg
富士山は日本人なら一度は登ってみたい山のひとつ。

日本に富士の名のつく山は360以上あり、北から蝦夷富士(羊蹄山)、津軽富士(岩木山)、南部富士(岩手山)、出羽富士(鳥海山)、会津富士(磐梯山)、信濃富士(黒姫山)、諏訪富士(蓼科山)、伯耆富士(大山)、讃岐富士(飯野山)、豊後富士(由布岳)、薩摩富士(開聞岳)と、ざっと調べただけも多くの地域に富士の名のつく山があり、これだけでも古来から富士山への人気が伺える。
(余談だが僕の地元の品川神社にも品川富士という富士塚がある)

これら富士の名のつく山の特徴としては安山岩という火山岩によって形成されたコニーデ(成層火山)ということ。

もう少し深く突っ込むと、溶岩はアスピーテ、コニーデ、トロイデと3つに分類することができて、これらは溶岩の粘度を示す。

もっとも粘り気のないアスピーテの溶岩は盛り上がりは少なく、広く裾野を伸ばすのが特徴でおもに玄武岩がおおい。
(代表的な山は山形県の月山)

次に粘性が高いのが安山岩で、これが何度も噴火を繰り返し溶岩層を重ねて山体を形成しているのがコニーデ。

最も粘り気の多い溶岩(石英安山岩など)が噴出すると噴火口を中心に盛り上がって急勾配な釣り鐘を伏せたような山体になる。

これらがトロイデと呼ばれる火山。

個人的な意見を言うとアスピーテは田舎の里山のような優しい雰囲気、逆に切り立った山体のトロイデは登山家が好むような険しい印象。

その中間にあたるコニーデの富士山のような山体を多くの人たちが好んでいるのが、なんとも日本人らしい。
 
 
Fuji san02.jpg
富士山の特徴は何と言っても標高が日本一というところにあると思うが、富士山が今も昔も愛されている理由は、長く長く引かれた裾野の美しさにあるのではないだろうか。
 
高く聳え立つ山は多くあるけれど、見たときにこれだけ安心感を与えてくれる山を僕は他に知らない。
 
やっぱりこの山は僕たちにとって特別な山なんだ。
 
 
そしてまた旅の途中、高速道路で富士山が見えたときに僕は助手席の誰かにこう言う。
 
「あ、フジサンだ」
 
 
 
さぁ、つぎはどこに行こう。
(H)


【D.I.Y.COASTER】


最近アトリエのあり余る段ボールの群れを見かねて、こんなものを作った。
 
IMG_5572-1.jpg
 
仕事で再利用できそうな段ボールはとっておくのだが、それにも限界があり残りは資源ごみへ。
というルーティーンに対しての少々の反抗心からの家内制手工業である。
作り方はいたって簡単。
 
<D.I.Y.COASTERの作り方>
1 段ボールのある程度きれいな部分だけをナイフで切り取る。
2 丸く形を墨引きして糸ノコで断裁する。
3 切り口を整えて削り屑を払う。
4 スタンプを押して好みのパッケージを施す。
 
ちなみに5枚セットで250円也。
これを安いと思うか、高いと思うかは貴方次第。
正直に言うと自分でも高いのか安いのか、わかりません。
これに関しては物を売っている感覚はなく、どちらかというとアイデア...いやいや姿勢を売っているのです。
従来、物を販売することはその物の品質を売るということになるが、姿勢を売るとはどういうことなのか。
 
たとえば、
<A社>「当社の製品は厳選された天然素材を一流の職人によるオールハンドメイドで製作されております」
<B社>「当社では○年間品質を保証しております。気に入らなかったら、返品交換もちろんOK、とにかく一度ご連絡を!!」
と、くるのが商売としては当たり前で、当然消費者としては<A社>と<B社>の商品の「品質」と「値段」を比較し精選しているわけだが、さらに両社の商品への「姿勢」も重要な判断基準の一つとなっている。
しかし、その「姿勢」に対するインフラや宣伝にもコストがかかり、そのコストは製品の値段に反映されているので、消費者は知らず知らずのうちに商品と一緒に「姿勢」も買っているということになる。
 
たしかに優れた製品を買うと自分の生活がワンランクアップした気分になって、選んでいるときも楽しい。
仕事をして得たお金で夢にまで出てきた大きなものを手にいれた時の喜びはなにものにも代えがたい。
「俺もとうとうここまで来たか...」
と、しみじみと自分を褒めてやりたくなるが、物事をまっすぐに見れない天邪鬼な自分もいて、良い商品を買い揃えることがはたして本当に素敵な生活なのだろうかと、考えてしまうこともある。
 
そもそも生活とは「素人」を楽しむものであり、仕事とは「プロ」としての作業や判断が求められ、その双方は交わらないことが多い。
その理由は生活においての作業は「自分たちのため」の作業であり、仕事における作業は「お客(自分たち以外の第三者)のため」の作業であり、きっと同じ作業をしていても「生活」の作業と「仕事」の作業とでは、緊張感というか気の持ちようが違うのではないか。
 
最近こんな話を聞いた。
それは「主婦のカレーとシェフのカレー」と言って「主婦のカレー」はその日の冷蔵庫の残り物によってカレーに入る具材と味が変わってくるが、「シェフのカレー」は毎日安定した味と具材を提供しなければならない。
カレーでも「生活」と「仕事」では作業の内容がだいぶ変わってくるという、なかなかおもしろい話だった。
 
このように生活の自己、仕事の自己は別々のものであり、その自己を複数組み合わせることによって自分(自を分ける)という多面性人格が形成されている。
これは決して悪いことではなく、むしろ無理やり一括りに一面体(球体?)として自分を形成することのほうが、なにかしらの自己を否定せざるを得なくなり危険である。
これが可能な人は、きっと生まれたばかりの赤ん坊か並外れた強い意志を持つ仙人のような人物に違いない。
赤ん坊はお腹がすいたりオムツが汚れると泣いて親に知らせる。
よく「赤ん坊は泣くのが仕事」と言うが、これは泣くという自己表現が生活における様々な欲求を満たすための、彼ら(彼女ら)なりの仕事ともみてとれるからだろう。
仙人は標高の高い山の奥地に住み(これは僕の勝手な想像だが)、自分が食べれる分だけの菜園をもち、たまに狩りをしてたんぱく質を補い、あとの時間は深い瞑想をして清らかな時の流れを見つめて暮らしている。
極論を言うと生活が仕事、仕事が生活ということは金銭を必要としない完全自給自足(現代社会からの離脱)を意味する。

 
少なくともいまの僕には完全自給自足は無理そうなので(ちょっと憧れるけど)、自然生活者が自然から数多の恩恵を受けながら生活をしているように、都会生活者が都会からの恩恵をゴミという形で拝受しただけの話だったりする。(そういう姿勢の商品なのです)
(H)

D.I.Y.COASTER ¥250-(TAX IN)

【 BROWN by 2-tacs "ASTORIA & SWEAT TAPERED" 】


ASTORIA_BAACLIMB.jpg
 
 
山へ1.jpg

山へ2.jpg

山へ3.jpg

山へ4.jpg
 
 
No. B14-J002 "ASTORIA"
Fab: Cotton 50% , Nylon 50%
Lining: Cotton 100%
Col: Olive , Black
Size: S , M , L
Price: ¥51,000-(Plus tax)

No. B13-U006A "SWEAT TAPERED"
Fab: Cotton 52% , Wool 29% , Linen 19%
Col: Black , Brown
Size: S , M , L
Price: ¥33,000-(Plus tax)

行きましょう、山へ。 北八ヶ岳縦走編】

みなさん。お元気ですか?
自分は北八ヶ岳に行ってきました。
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
北八ヶ岳01.JPG
今回の山は、はじめての北八ヶ岳へ2泊3日。

南八ヶ岳よりは標高も低く、比較的歩きやすいので積雪期にも人気のこのエリア。

まだ雪が付いていないこの時期に全体の距離感を把握しておいたほうが、これから本格的に始まる冬山シーズンで焦らずに楽しめそうだし、来年の春夏に発表するTシャツのテストも兼ね突発的に思いつき、例によってソロで向かう。

新宿から「あずさ」に乗り、茅野駅で降りてからバスで渋の湯へ、サーフトリップでは味わえない電車とバスを乗り継ぎが旅情をそそる。
 
 
北八ヶ岳02.JPG
登山口を過ぎて5分もすると空気が変わるのがわかる。

冷んやりと湿っぽい空気に混じった香ばしい松のにおいが

あぁ...山だね。
 
 
北八ヶ岳03.JPG
2時間ほど歩くと黒百合平へ到着。

まだ歩き足りない。

もう少し足を伸ばして高見石まで向かおうか、どうしようか。

ガスが出ていたのでやめる。

明日は間違いなく晴れなので、楽しみは明日にとっておこう。

テン泊は自分を入れて3張りという空き具合。

今回の縦走への期待が膨らむ。
 
 
北八ヶ岳04.JPG
寒い寒い寒〜い‼︎

完全にシュラフの選択をミスった。

まだこの時期だったら大丈夫だろうと夏用のシュラフ+ダウンジャケットを持っていったら寒すぎて全然眠れない。

12時間近くテントの中で過ごしていたけど、何とかウトウトできたのは1時間半くらい。

寝返りを120回はした。

これでは次の日のテン泊は不可能。

結論から言うと、これからの山行は使用しない荷物を背負わないといけない。

軽さへの欲が裏目に出てしまった悪いパターン。

忘れていた。

そういえば、山は厳しいんだった。
 
 
北八ヶ岳05.JPG
気を取り直して朝6時頃に黒百合平を出発。

中山峠の分岐にでて、北へ向かう。
 
 
北八ヶ岳06.JPG
朝日を浴びながら中山の稜線を歩く。

「やっぱり、昨日のガスってる時に歩かなくて正解だったな。ナイス選択。ナイス俺!!」

と、昨夜のシュラフの選択ミスを帳消しにしようと自分自身を励ましながら歩く。

馬鹿馬鹿しいけど、こういうのはけっこう大事。
 
 
北八ヶ岳07.JPG
北八ヶ岳08.JPG
中山山頂を越えて展望台へ出る。

見晴らしがいいので、ここでちょっと一休み。
 
 
北八ヶ岳09.JPG
降りきった高見石小屋は通年営業。

ここで用を足してから丸山へと登る。

そして麦草峠へ降る。

せっかく登ったのに、またすぐに降りる行程がなんとも歯痒く感じるが、縦走とはそういうもんだった。

今日一日はこの繰り返し。 
 
 
北八ヶ岳10.JPG
正直に物申すと、自分は『森が育つ』という言葉にあまりピンときていない。

森が育ち続けているのなら、なぜこの森は肥大していかないのだろう。

老木は倒れ、土の中にひそんでいる星の数ほどの微生物たちによって優れた堆肥へと姿を変えていく。

その栄養分を新芽や若木が吸い上げながら背丈を伸ばしていく姿に人は「森が育つ」と勘違いしているようだけど、それは違う。

「育つ」

たしかに良い言葉だけど永遠に育ち続ける人間や動物なんかいたら、かなり気持ち悪い。

限りなく育ち続ける社会や会社も、ちょっと気持ち悪い。
 
 
北八ヶ岳11.JPG
森が育つということは、同時にたくさんの死を内包しているということ。

死をなくしては森は育たない。

その生と死のバランスを巧みにあやつっているかのような「何か」に自分は神秘を感じている。

森は育っているのではなく、森は保っているんだと思う。
 
 
北八ヶ岳12.JPG
北八ヶ岳13.JPG
麦草峠へ到着。

メルヘン街道なる立派な道路が通っていた。

いきなりでてくる道路に多少の興醒めはあるが、出来てしまったものにとやかく言える身分でもないので、先を急ぐ。
 
 
北八ヶ岳14.JPG
大石峠を越えて茶臼山の中小場で軽く休憩。

見えているのが茶臼山。
 
 
北八ヶ岳15.JPG
茶臼山到着。

この日の茶臼山の展望は素晴らしく、まさに雲ひとつない晴天。
 
 
北八ヶ岳16.JPG
南方面は南八ヶ岳が見える。

今日はどこを歩いても気持ちが良いだろうな。
 
 
北八ヶ岳17.JPG
北八ヶ岳18.JPG
北アルプスはもう雪がついている。

厳しそう。
 
 
北八ヶ岳19.JPG
縞枯山を登り、雨池峠に降り八丁平にある縞枯山荘に到着。

この小屋かわいいなぁ。
 
 
北八ヶ岳20.JPG
10分ほど歩くとロープウェイの山頂駅が見えてきた。

半端なくモダンでスペイシーな印象を受ける。

街だったらどこにでもありそうな建物なのに...

ちょうどお腹もすいてきたので、昼食をここでとることにする。
 
 
北八ヶ岳21.JPG
一押しの野菜カレーを頼む。

美味い美味い、美味い!

さらに、アイスコーヒーがセットで付いているなんて、どこまで素敵なんだ‼︎

最高です!

もう一度言います。

最高です‼︎
 
 
北八ヶ岳22.JPG
山頂駅から北横岳山頂に到着。

さて、そろそろ今日の宿を決めなくてはならない。

天祥寺原まで降りて、一気に蓼科山まで直登して明日の早朝に御来光を拝もうという計画だったけど、それだと明日の歩く距離が減ってしまう。

明日も天気は最高なので、もう少し歩きたい気持ちになってきた。

よし、決めた。

今日はこのまま東へ進み大岳を登ってそのまま双子池に向かい双子池ヒュッテに泊まろう。
 
 
北八ヶ岳23.JPG
蓼科山を横目で見ながら大岳へと向かう。

なかなかのルックス。

右手に見える双子山の稜線を歩くのも明日の楽しみの一つ。
 
 
北八ヶ岳24.JPG
道を振り返ると、さっきまでいた北横岳が遠くに見える。

この目視の距離感を覚えておくと、励みになるし色々と便利。

北横岳付近に比べると極端に人が少なくなった、というか誰ともすれ違わない。

岩場で急坂なのであまり人気がないトレイルなのだろう。

携帯電話も通じない。

もしここで何かあったら面倒なので今回はじめてのヘルメットを頭に装着する。
 
 
北八ヶ岳25.JPG
大岳に到着したけど、頭の中は宿のことでいっぱい。

正確に言うと宿の布団のことで頭がいっぱい。


北八ヶ岳26.JPG
双子池ヒュッテに到着。
 
 
北八ヶ岳27.JPG
北八ヶ岳28.JPG
北八ヶ岳29.JPG
布団を期待して向かった双子池だが、予想をはるかに上回る美しさ。
 
北八ヶ岳30.JPG
「今日はお兄さんいれて3組で5人しかいないから、個室に泊まっていきな」

といきなりVIP待遇。

4人部屋の個室に一人で泊まる。

敷き布団を全面に敷き詰めるか4枚重ねるか考えあぐねた結果、4枚重ねてぐっすり眠る。
 
 
北八ヶ岳31.JPG
北八ヶ岳32.JPG
翌朝は6時半ごろ出発。

ちょっと登ると双子山の稜線へ出る。

素晴らしい景色。誰もいない。
 
 
北八ヶ岳34.JPG
蓼科山頂ヒュッテに到着。

南八ヶ岳がくっきりと見える。
 
 
北八ヶ岳35.JPG
蓼科山山頂に到着。

広い頂上から360度の景色を見渡せる。

広域の地図を広げて、見えている山の答え合わせがなかなか楽しい。

このあとは一気に女神茶屋まで降って、蓼科温泉につかりバスで茅野駅まで。
 
 
北八ヶ岳38.jpg
さすが蕎麦どころ信州。

茅野駅の立ち食い蕎麦では生麺と乾麺の2種類の蕎麦が選べる。

生麺のクオリティ高し。

出汁の香りもよく出ていて、少し甘めの味付けも胃に沁みる。
 
 
北八ヶ岳37.jpg
今回の行程を地図で記し、日にちによって色を変えてみた。

久しぶりの山行でいい足慣らしになったし、新作のテストの結果も上々だった。

これからはじまる冬山が楽しみ。
 
さて、つぎはどこに行こうか。
(H)
 

【安心】

人並みに調べごとや、考え事は好きなほうなので、毎日いろんなことを考えているつもりなんだけど、自分の思考よりも世間様のスピードが速くてどうも追いつけそうもない。
社会で起こる事件や問題を咀嚼し、やっと自分なりの正論をみつけた頃には、もう別の事件が起こり新しい問題が提起されている。
よって、毎日眺めながら手塩にかけて育てている植物にやっと変化がみえると、とても嬉しいし安心する。
たまに友人や知人や有名な人のブログを覗いてみると、バリバリ仕事して、かといって遊んでいないわけでもなく、そちらもバリバリやっている様子を見ると、きっとこの人たちの1日は36時間なのではないかと勘ぐってしまう。
よって、日々の温度や湿度、または太陽の傾きの変化を感じると、とても安心する。
よかった。誰に対しても1日は24時間だ。
EXOTICA.jpg
(H)


12|3|4567891011