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全然日記


先日、友人のカメラマンに相談があって連絡してみると
「いま神楽坂で酒飲んでいるからおいでよ」
と言われて、仕事を片付けてから再度連絡すると
「もうこれから新宿に移るからそこにおいで」
と言われて、場所を聞くと新宿の文壇バーなるところだという。

ちなみに彼は商業的な写真よりはアラスカなどの僻地へ向かい、
そこで自分の好きなモノを撮りながら生計を立てている。
そんな彼と彼の写真集の企画を進めている編集者が2人で新宿の文壇バーで酒を飲んでいるという組み合せに少しばかり胸を躍らせながら指定された場所へと向かった。

そういえば去年の年末に友人のデザイナーの忘年会の3次会だか4次会だかでなだれ込んだゲイバーなるものはまったくもって(当然ではあるのだが)自分の琴線に触れることはなかった。
その世界に興味の無い人間が、なんの脈も無い時間をただただ過ごすことの苦痛を体感出来たことが収穫と言えば収穫。
これも社会勉強のひとつだと言えるのか。

バーへ到着してすぐにお客さんの視線が自分に集まる。
どうやら自分の格好があまりこの場所とそぐわなかったらしい。
さすがにスウェット上下はまずかったかな...
するとママが来て
「アナタはお洒落だ」と大絶賛。
そこで編集者が
「それは、写真家に写真が上手いと言っているようなもんだ」
と突っ込む。
そんなやり取りを聞きながらチビリチビリと飲みだす。

正直言って俺のことはどうでもいい。
さあ、ここは文壇バーでしょ?
だったら、いろいろ話を聞かせておくれ。
アナタたちの楽しみの断片を。
心配しなくても吐き出された言葉は
空気を伝い俺の鼓膜へと届く。
その振動を俺はまた脳味噌で言葉へと変換させるのに約0.2秒。
小さな小さなセグメントを大量に入れた大風呂敷を広げるように
見せ合って交換したい。
綺麗な色の破片を拾い集めて立体的なオリジナルのステンドグラスをつくるためならばいくらでも酒を飲もう。

しかし、実際は編集者の8年間付き合っていた彼女の未練タラタラの別れ話を聞かされるはめに。

そうだった。
日本の文学はそういった湿っぽい世界の上で成り立っているものだったと、気がついた時はもう遅い。

白々とする空を見上げながら家路につくころ、カメラマンに相談することをすっかり忘れていたことに気がつく。が、それももう遅い。

これもきっと社会勉強のひとつなのだろう。
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SIGN PAINTING WORKSHOP

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すっかり、ご無沙汰でございます。

まだ、新年のご挨拶もしておりませんでした。

あけましておめでとうございます。

早速ですが、毎年恒例(?)のサインのワークショップを開催したいと思います。

サインペインティングに興味のある方、

まだ書き初めをお済みでない方、

とにかくヒマな方、

どなたでもご参加ください。

ご一緒に

「アーでもないし、コーでもない、結局サインペインティングって正解がないね...

あっ、コレって僕たちの人生と一緒じゃん!!」

と、そんな流れで最後は居酒屋にでも行けたら幸いです。(ワリカン)

お待ちしております(H)
 
〜SIGN PAINTING WORKSHOP〜


【講師】本間良二


【日程】2/2 (日) AM 11:00〜
※当日は通常営業は致しておりませんので、あらかじめご了承ください。


【場所】The Fhont Shop
●address:東京都目黒区東山2-5-7
●Tel:03-5724-7232


【参加費】¥5,000- (参加費+サインボード)


【定員】5名

※受付はお電話でのみ対応させて頂きます。

メールでのお問い合わせについては対応致し兼ねますので予めご了承下さい。

定員になり次第受付は終了致します。

(担当・鈴木)


【 SIGN展 】

久しぶりに個展っぽいことをやっています。

久しぶりの屋内での作品の展示です。

屋内いいなぁ...インドアいいなぁ...

繊細な作品が展示できることがなによりです。

12/26までやっていますので、寄ってみてください。
(ウチのお店からも近いです!)

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『SIGN展』

場所 UPCYCLE MARKET 東京都世田谷区池尻2-36-5
期間 12月10日(火)〜12月26日(木) ※ 土、日定休
時間 10:00〜20:00

入場無料

何となく買ってきたものvol.3



立ち寄ったウェンデュイネという町のフリーマーケットでホーロー製の鍋を買った。

グレーを少し足したような控えめなグリーンが気に入った。

あと大きさも良し、家族全員の胃袋を満たすには十分なサイズだった。

野菜などの常温保存が可能な食材と少しの水と調味料、それとこの鍋さえあれば

僕たちはレストランの閉店時間を気にすることなく移動や遊びに没頭できる。

外食も楽しいけれど、市場やスーパーに並ぶ新鮮な食材を見て

そろそろ料理をしたくなってきた頃だった。

それと、この鍋を手に入れたことで、また一つ旅の不安がなくなったと実感できたことが

とても不思議な気持になった。
 
考えてみれば僕たちは東京で不安だらけの生活を送っている。

家族や仕事、自分の身体の心配事をはじめ、

生活の様々な不安を本気で箇条書きで書き出したら、きっと大変な数になるのではないか?

ましてや、それらの不安のすべてを拭い去ることなんて到底不可能な話だが

僕はその不安をなるべく拭い去ろうという努力を惜しむことなく

趣味や物欲、または食事などで不安を遠ざけている。

(その行為も応急処置的なもので、不安の本質が完全に取り除かれたわけではない)

しかし、以前は手当り次第に気に入ったものを購入していたが

ここ最近でモノの消費の仕方が大きく変わった。

「これは今の生活に本当に必要なものか?」

と自分に問いかける。

その判断基準が年々自分の中ではシビアになってきている気がする。

包丁やまな板、使いやすそうな器などが整然と並んでいる

いわゆるハイエンドな日用雑貨店が軒並み増えている傾向から見ても、社会全体が

「コレクション型の消費」から

「実感型の消費」へと移行しているということを、この鍋は再確認させてくれた。

(H)


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●NOT FOR SALE

何となく買ってきたものvol.2

 
アムステルダルの出発前に友人の友人が(ちょっとややこしいが)

バーベキューコンロをどこかから拾ってきてくれた。

日本からガス式のカセットコンロは持ってきていたのだが、これは嬉しい。

ありがたく使わせてもらうことにした。
 
さて、オランダの平坦な高速道路を抜けると、ベルギー・アントワープに着いた。

もう外は薄暗くなっていて目当てのキャンプ場に着いてみると驚くほどの満員御礼状態。

「さて、どうする?」と、全員でミーティングした結果

「キャンプ場の駐車場でいいんじゃねーの?」と満場一致。

モノの5分でこの答えをだす、家族のラフさになかなか感心。

キャンプ場の客のフリをして水をもらい、軽く喉をうるおして寝て

翌日は北海を眺めに、西へと車を走らせた。
 
旅は常に選択の連続で、その選択肢のカードをどれだけ持っているかで

バラエティに富んだ旅を構築できるかのように思う。

ようするに、最高のカードと最低のカードの振り幅がどれだけ大きいかで

旅の楽しさが変わってくるということだ。

トランプゲームの「大貧民」や「7並べ」のように

自分の手持ちの最高のカードと最低のカードをミックスして

全体のアベレージを上げていく。

最低の状態と最高の状態が交互にやってくる旅は、正直言って大変だけど

そんなことは旅でしか味わえない。

「寝床がない!」とか

「水がない!」とか

「充電がない!」とか

日常では当たり前にある、ありとあらゆるものが無いことによって様々な不安が降り掛かるが

沈む夕日はチョー素敵だ。
(H)

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●"OLD TRUMP" from Flemish of Belgium 
Price: ¥525-(tax in)


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