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TFS 10th anniversary 1st thing】

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以前にも書いたとおり、The Fhont Shopは今年で10周年をむかえる。
10周年企画をいろいろと考えた結果「木箱」を製作して店先に設置することにした。
この木箱は海外を旅していると、たまに見かける地域があって、その地域の雰囲気も自分には好みなところが多かった。
どこの街かは忘れたけど、街と人と木箱と天気がうまく混ざり合って、何もかも好みの感じだった。
それを作ろうと思った次第。
...いつもの「虫」が騒ぎだしていた。
 
10年というと気が遠くなるような長さだが、過ぎてしまえばゾッとするほどの短い時間をあらためてふりかえってみると、僕はいつもお店のことを考えていた。

最初の1年間、お店は僕の自己表現の場だった。
その解釈は決して誤りではないが、やっていくうちに徐々に違和感を覚えて
そのうちに少し肩の力が抜けだしてきた。
それから常連ができはじめて、絵を描いている人、立体物を製作している人、ジンを作っている人たちが自分たちの作品を見せに来てくれるようになった。
あまり社交家ではない僕が多くの作家と関わりを持つことができたのも、このお店をはじめたおかげだったし、彼らの作品を興味のある人たちに手渡すことができたのも、このお店のおかげだった。
自分のものだけではなく、自分が良いと思ったものを商品として仕入れて売るという面白みを知ったのもこの頃だった。

売り上げがうまくたたない時には、じっくりと考えてみると必ずいくつかの問題点が出てきた。
あとはその問題点を自分らしく修正していけばいい。
お店は僕にたくさんのことを気づかせてくれたし、たくさんの出会いもくれた。
それと僕と家族とスタッフを食わせてくれた。
 
お店は無限の可能性を秘めている箱だ。
自分がやりたいことを行動に起こしてみると、箱の反響は僕の予想に反することもあったし、予想以上の反響が起きることもあった。
いつからか僕はその反響を自分ではコントロールできないと悟った。
その理由はこの箱にはたくさんの人たちが出入りをしていて、その人たち一人一人をコントロールすることが、この箱の役割ではないと気づいたからだ。
感覚の違う10の人間に同じ商品を売ることよりも、その人たちの琴線に触れるような「何か」を置いておきたい。
この箱を持って、本当に良かったと思うことは、自分が信じたことをやれていることだ。

この箱を借りて「ありがとう」
(H)
 
 
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【SUICOKE 2016 catalogue】

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SUICOKE 2016カタログのスタイリングとディレクションを担当しました。
岩、石、砂、灰、苔、木、山。
僕が普段から見ている要素を一つ一つ丁寧に組みあわせています。
写真もレイアウトも製本もとても綺麗で大満足の一冊です。
お店にも置いてあるのでよかったらみてください。
(H)
 
Photography
Masayuki Nakaya

Styling
Ryoji Homma

Art Direction&Design
Noriteru Minezaki

Design
Kosuke Shono

Print
Fujiwara Printing co.,ltd.

【 Spectator Vol.35 ~発酵のひみつ~ 】


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スペクテイターの35号が入荷しました。
今号の特集は「発酵のひみつ」です。
自分もページ作りに関わらせもらい、今現在も発酵の世界にどっぷりとのめり込んでおります。
普段は目にすることが出来ない細菌たちが繰りひろげる発酵の世界を初めて目の当たりにした時は、本当に不思議な気持ちになりました。
考えてみると味噌、醤油、お酢、みりん、酒、ビール、納豆、パン、チーズ、漬物など自分たちのまわりにある調味料や食品の多くが発酵物であり、そのほとんどが自分で思っているよりも簡単に作れてしまうのです。
たしかに発酵食品を作ることは、スーパーでその物を買うよりは手間は掛かりますが、売るために大量に作られたものよりも味に個性があって食べていてとても楽しい気持ちになります。
「食うために働く」という言葉がありますが、その概念は今と昔では大きく異なり、昔の人たちは作物の育たない長い冬を越すために「本当に食べるために働いていたんだな」と、少しだけ感慨深くなるのもポイントのひとつです。


そして、第二特集では昨年の5月に急逝された編集者の御供秀彦さんの追悼特集です。
詩とアートと音楽を愛し、人を愛した御供さん。
生前はたくさん遊んでもらいました。
「お疲れ様です‼︎」と言うとすかさず
「疲れてねぇよ‼︎」と返されたり、
自分が未来のビジョンなんかを語ろうもんなら
「自由を語るな!不自由な顔で‼︎」
とか、名言も聞かせてもらったり、
80年代に来日したキース・へリングを原宿案内したときの話や、90年代にエスクワイアで一冊まるごとデニス・ホッパーを取材したときの話も聞かせてもらいました。
(このときに自分は「編集者は自分の興味の赴くままに、自分の行きたい場所に行けたり、自分があってみたい人に会える素晴らしい仕事なんだ」と確信しました)
フォントショップで店番をしていると、ノーヘルでバイクでやって来ておもむろにポケットから出てくるおはぎをもらったり、思い返すと本当にいつももらいっぱなしでした。
御供さん、ありがとうございました。
(御供さん特集でも寄稿させてもらっています)

ということでスペクテイター35号、絶賛発売中です。

(H)

●Spectator vol.35 "発酵のひみつ"
¥952-(Plus tax)

【MOUNTAIN RESERCH 2015】

MOUNTAIN RESERCH 2015のタブロイドのディレクションとスタイリングを担当しました。

今シーズンのリサーチは「チョーク・ポケット」に焦点を当てて制作されているコレクションとなっています。

アートディレクションはThe Fhont Shopでも取り扱っているCONSTELLAITION BANDANNAを制作している((STUDIO))の峯崎くん。

カメラマンは今津さん(現在彼氏募集中)。

モデルはツリーハウス・ビルダーの竹内くん。
(彼の作品かっこいいので是非見てください)

そして...
そして、そしてもう一人のモデルは田渕義雄さん。

一度、お会いしたかった方です。

田渕さんの自宅で撮影する際にスタイリング・セッションとなり(やはりスタイリングにも一家言ある方です)、その時にみせてもらったご自身のワードローブやリビングのテーブルやストーブ、美しくて簡素な薪小屋、書斎の本棚から工房にある道具と、ありとあらゆる物、もの、モノ‼︎‼︎

そのすべてが然るべくしてそこにあるといった感じです。

久しぶりのカルチャー・ショックでした。

庭には家庭菜園、地下の木工作業場、リビングには薪ストーブとサンルームがあってそこにも家庭菜園、書斎には読んでみたかった本がズラリと並び、制作途中のフライフィッシングの毛針が置かれていて

『う〜ん...こりゃすごいぞ。この人、想像以上に生活を楽しんでいるな...でもこの生活は一朝一夕で真似できるもんでもないな...』

と、思わずこんな質問を

「毎日、やることあって本当に楽しそうですね」

「うん、そうなんだよ。だから最近旅行が嫌いになってしまってサァ。渡航先のホテルでゆっくりすることができないんだよ」

納得です。

生活の至る場所に哲学が混在しているという言い方が正確なのかわかりませんが、家に戻りソローの「森の生活」をパラパラやっているとこんな一文をみつけました。
 
『今日では哲学教授はいるけれど、哲学者はいなくなってしまった。
とはいえ、かつては哲学を生きることが敬服に値したのだから、それを教えることも敬服に値することではある。
哲学者であるということはこむずかしい思想を持つことではないし、もちろん学派を築くなどどいうことではない。
そうではなく、知を深く愛し、それが示す通り飾り気のない、何ものにも左右されない、寛大な、信頼にもとづいた生活を送ることなのだ。』

新装版「森の生活」著者 ヘンリー・D・ソロー 訳者 真崎義博
より引用
 
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自分がいくつになろうとも、刺激を受けれる仕事にたずさわれることを嬉しく思います。

(H)

【 TINY GARDEN FESTIVAL PRE EVENT】

みなさん。
 
ご機嫌いかがですか?
 
8/1(土)大阪の茶屋町にありますURBAN RESEARCH DOORSにてワークショップを行います。
 
詳細は以下のとおり〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
【植物の鉢づくり】by 2-tacs ※要予約

参加費:税込 1,620円〜 ※植物の種類によって変わります。
開催時間:11:00〜 / 14:00〜 / 16:00〜 (所用時間:約1時間半 / 回)
参加方法 : 要予約
各回定員:6名

スタイリストであり、アーティストでもある本間良二氏が提案する「植物の鉢づくり」。
本間氏ならではの感性で提案するワークショップです。
他とは一味も二味も違った鉢植えを作ってみませんか?


【「ONEWOOD」presents カッティングプレート・ワークショップ】by Spectator

参加費:税込 2,700円
開催時間:11:00〜12:30 / 14:00〜17:00 (所用時間:約1時間 / 回)
参加方法 : 当日参加制 (予約不要)
※当日、混み合っている場合は、順番にご案内いたします。

静岡を拠点として活動する家具職人とセレクトショップ〈CO.NNECT〉のディレクターが中心となってプロダクトを企画する〈ONEWOOD〉による、アウトドアでも持ち運び便利なサイズのカッティングボードを作るワークショップ。
ヤスリをかけて滑らかにし、仕上げにオイルを塗って完成です(仕上げオイルは食用のくるみ油になります)。
キャンプなどで食事用プレートしてもお使いいただけます。
「Spectator」の限定焼き印がつきます。
 
【D.I.Y. Coffee Roasting】by Spectator

参加費:税込 540円
開催時間:11:00〜12:30 / 14:00〜17:00 (所用時間:約15分 / 回)
参加方法 : 当日参加制 (予約不要)
※当日、混み合っている場合は、順番にご案内いたします。

〈スペクテイター〉編集部による、コーヒーの生豆を、電気やガスを使わず自分の好みに焙煎するワークショップ。スペクテイター・25号『GROW OUR OWN』特集にご登壇いただいた〈非電化工房〉さんが独自に開発した焙煎器を使用するので、誰でも簡単にムラ無く美味しく煎ることができます。
 
 
興味のある方は参加してみてください。
(H)
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